2015/10/03

Cochraneハンドブック 第20章(2013/9/26エビ研)メモ

久しぶりにエビ研再開です!と思ってブログをひらいたら、
なんと、もう2年もお休みしていました!

しかも、前回(2013年9月26日)のエビ研の報告ものせていなかった。。。

というわけで、自分のためのメモとして、
過去の資料を取り出して、少しだけ書いておきます。

2013年9月26日のエビ研
Cochrane Handbook for Systematic Reviews of Interventions
第20章
Qualitative research and Cochrane reviews
でした。

この章ではQualitative evidence synthesis(質的統合)という言葉がたくさん出てきます!方法論はまだ議論の途上ということでした。

Key Points

  • 質的研究によるエビデンスは、システマティックレビューに政策上、実践上、そして当事者の意思決定上の価値を高める重用な役割を果たす。
  • コクランレビューに含まれている研究は関連して質的研究を行っていることが多そう。
  • 質的研究は、(1)情報源として、(2)強化するものとして、(3)拡張するものとして、(4)補完するものとして、コクランレビューに貢献できそう。
  • コクランレビューの目的や範囲に適した質的統合(qualitative evidence synthesis)の方法は多数ある。
  • 質的研究の統合(synthesis)はまだまだ議論中であり進化の途上である。The Cochrane Qualitative Research Methods Groupがこの分野の発展と方法論を議論するフォーラムを提供中。 

質的メタ統合論文の紹介がありました♪

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17233644
Noyes J, Popay J. Directly observed therapy and tuberculosis: how can a systematic review of qualitative research contribute to improving services? A qualitative meta-synthesis.  J Adv Nurs. 2007 Feb;57(3):227-43.

以上、メモでした。

2013/09/17

次回 Cochrane Systematic Review 9月26日(木)14:30-

前回(8/22)のエビ研は、前々回に引き続き、Review Manager (RevMan)演習でした。
今回は、すでに出来上がっている表からではなく、論文から入力すべき結果を探し入力するということを行いました。
ただ、やみくもに入力しても合ってるかどうかもわからないのでは困るため、すでに出版されているCochrane のSystematic Review を準備し、そこで含められているRCTを資料として使って練習する、という形にしました。(使った資料は末尾に載せておきます。)

個人的には、今回は前回よりもスムーズに入力と操作ができたといいますか、 RevManってすごくよくできてるのね、ということがわかった回でした。
ただ、自分で論文から結果を読み取りながら入力していくのは、大変だということが よくわかりました。(それはRevManの操作の問題ではない。。。)

次回予告です。
次回から、Part 3: Special topics に入ります。 やりたい部分をやりたい人が担当する、順番はどんな順番でもよし、 ということにします。

日 時:2013年9月26日(木)14:30-15:30
テーマ:Chapter 20. Qualitative research and Cochrane reviews
場 所:医学部3号館 3階 S308

ハンドブックはpdf版だと↓の
http://xa.yimg.com/kq/groups/18751725/96463393/name/0470699515.pdf
第20章(Qualitative research and Cochrane reviews)はp.571-591
です。各自ご準備をお願いいたします。

ご関心のある方はどなたでもいらしてください。
(文責:宮本有紀)

前回(8/22)に使った資料

答え合わせに使ったCochrane Review:
独断で、当事者プロバイダー(病気の経験を有する人)と専門職によるサービス提供を比較したシステマティックレビューを選びました。
Pitt V, Lowe D, Hill S, Prictor M, Hetrick SE, Ryan R, Berends L.
Consumer-providers of care for adult clients of statutory mental health services.
Cochrane Database Syst Rev. 2013 Mar 28;3:CD004807. doi: 10.1002/14651858.CD004807.pub2.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23543537

実際に入力してみたデータ:
以下の2つの論文の結果を入力しました。
Bright JI, Baker KD, Neimeyer RA.
Professional and paraprofessional group treatments for depression: a comparison of cognitive-behavioral and mutual support interventions.
J Consult Clin Psychol. 1999 Aug;67(4):491-501.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10450619 

Rivera JJ, Sullivan AM, Valenti SS.
Adding consumer-providers to intensive case management: does it improve outcome?
Psychiatr Serv. 2007 Jun;58(6):802-9.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17535940

2013/08/01

次回 Cochrane Systematic Review 8月22日(木)13:30- (RevMan演習) 

前回(7/19金)のエビ研は、Review Manager (RevMan)演習でした。
基礎的な操作と数値の入力、ということで、RevManを講義で実際に操作したことのある方たちと一緒に数値を入力していました。
数値を入力していくと、美しくForest plotを作ってくれたり、Funnel plotを作ってくれたり、Fixed effect, Random effectsを選べたり、すごいー!!!という感じでした。
途中、サブグループを作るところは、私はうまくいかずに重複して作る形になっちゃったので、次回にまたやってみます。

次回予告です。
日 時:2013年8月22日(木)13:30-14:30
テーマ:Review Manager (RevMan)演習2
場 所:医学部3号館 3階 S308


次回は実際に論文から読み取って入力してみることをしてみたいと思っています。
(資料は準備します)

それぞれご自身のPCにRevManをインストールしてご参加ください。
下記のウェブサイトのDownloadというところから指示に従ってください。
http://ims.cochrane.org/revman

RevMan演習が終わった後に、ハンドブックのPart 3に入りたいと思います。ご自分の担当したい章があったらエビ研の時にお知らせください。

ご関心のある方はどなたでもいらしてください。資料の準備がありますので、可能であれば事前に宮本(yyuki-tky@umin.ac.jp)までご連絡いただけるとありがたいです。
(文責:宮本有紀)

2013/07/18

次回 Cochrane Systematic Review 7月19日(金)13:30- (再掲)

前回の記事から次回予告に関するところのみ再掲します。
(1ヶ月以上記事の更新がないと広告が表示されてしまうため。)

次回予告です。
日 時:2013年7月19日(金)13:30-14:30
テーマ:Review Manager (RevMan)演習
場 所:医学部3号館 3階 S308


それぞれご自身のPCにRevManをインストールしてご参加ください。
下記のウェブサイトのDownloadというところから指示に従ってください。
http://ims.cochrane.org/revman

次回はまずは基礎的な操作ということで数値を入力したり、RevManを操作してみます。
またその次の回にでも、実際に論文から読み取って入力してみることをしてみたいと思っています。(次々回の日程は次回決めます。)

RevMan演習が終わった後に、ハンドブックのPart 3(13章以降)に入りたいと思います。
ご自分の担当したい章があったらエビ研の時にお知らせください。

ご関心のある方はどなたでもいらしてください。
                 (文責:宮本有紀)

2013/06/13

次回 Cochrane Systematic Review 7月19日(金)13:30-

前回(6/13)のエビ研は、Chapter12: Interpreting results and drawing conclusions でした。
これで今年1月から取り組んできたPart2が終わりました!

まずは次回予告です。
日 時:2013年7月19日(金)13:30-14:30
テーマ:Review Manager (RevMan)演習
場 所:医学部3号館 3階 S308


それぞれご自身のPCにRevManをインストールしてご参加ください。
下記のウェブサイトのDownloadというところから指示に従ってください。
http://ims.cochrane.org/revman

次回はまずは基礎的な操作ということで数値を入力したり、RevManを操作してみます。
またその次の回にでも、実際に論文から読み取って入力してみることをしてみたいと思っています。(次々回の日程は次回決めます。)

RevMan演習が終わった後に、ハンドブックのPart 3(13章以降)に入りたいと思います。
ご自分の担当したい章があったらエビ研の時にお知らせください。

<Chapter 12(6月13日)の感想>
コクランは、そのレビューを読む人(読み手)が意思決定をするための資料を提供するんだ、という姿勢なのだということを今回とても感じました。
結果の評価にはGRADEを用いる、質の評価はバイアスや効果の大きさなども考慮して検討する、
p値と信頼区間は記載するべきだけれども、有意でない、というような表現はしない。小規模研究などは信頼区間が広がったり介入効果がごくわずか、というような結果となることもあるが、介入効果がない、と結論付けることではない、
などは、システマティックレビューを書くときだけでなく、自分が論文を読むときにもつながることだなぁと感じました。
また、Summary of findingsに尺度の最小値最大値も書いておく、というところを読んで、そもそもそれぞれの研究にも全て書いておかないとな、とあらためて気付きました。
安藤さん、どうもありがとうございました!

それからそれから、固定効果モデルと変量効果モデルの哲学の違い(真の値か分布か、など)について、以前エビ研で取り組んできたMixed Modelの頃からの積み重ねもあって、少しずつ感じられるようになってきた気がします。よねちゃんどうもありがとうございます。

ご関心のある方はどなたでもいらしてください。
                 (文責:宮本有紀)

2013/06/11

次回 Cochrane Systematic Review 6月13日(木)13:30-

前回(6/7)のエビ研は、Chapter11: Presenting results and ‘Summary of findings’ tables を股村さんにご担当いただきました。

Cochrane のレビューにかぎらず、Summary の書き方、表の名前の付け方、Abstractの書き方など、どれもとても大事なことだと思いました。
また、読者は誰なのか(Cochraneの場合は消費者・利用者・患者など)を意識して書くことの大切さも感じました。
股村さん、どうもありがとうございました!

次回の12章でPart 2は終わりますが、そのあとでReview managerに実際に入力してみる演習を行おうということになりました。

次回は第12章(Interpreting results and drawing conclusions)です。

日 時:2013年6月13日(木)13:30-14:30
テーマ:Cochrane Systematic Review 12章
場 所:医学部3号館 3階S308


(さらにその次は7/19(金)13:30-  Review Managerを使う、の予定です。)

ハンドブックはpdf版だと↓の
http://xa.yimg.com/kq/groups/18751725/96463393/name/0470699515.pdf
第12章( Interpreting results and drawing conclusions)はp.359-387です。各自ご準備をお願いいたします。

ご関心のある方はどなたでもいらしてください。
                 (文責:宮本有紀)

2013/06/04

次回 Cochrane Systematic Review 6月7日(金)13:30-

前回(5/13)のエビ研は、Chapter 9: Analysing data and undertaking meta-analyses の三回目、9.5 Heterogeneityからを続けて米倉さんにご担当いただきました。

ここで言うheterogeneityとは、システマティックレビューで扱われる研究におけるばらつき全てと言えると思います。参加者、介入やアウトカムのばらつき(variability)はclinical diversity:臨床的多様性 (時にclinical heterogeneity)、研究デザインのばらつきやバイアスのリスクはmethodological diversity:方法論的多様性(時にmethodological heterogeneity)とも言われます。異なる研究における介入効果のばらつきをstatistical heterogeneity:統計的不均質性(単にheterogeneityとも)と言い、これは先に述べた臨床的、方法論的多様性の結果生じています。
Heterogeneityをどのように検討し、どのように対処していくかや、解析については、名前(方法名?)を見てもピンと来なくて、道は遠い、、、と思ったりもしましたが、でもheterogeneity や sensitivity analyses については、自分の理解が進んだ気がする!と思ったり、でした。

米倉さん、3回にわたり、とても大変な章をご担当頂いた上にわかりやすくお伝え下さりどうもありがとうございました。

前々回に10章は終えていましたので、次回は11章 Presenting results and ‘Summary of findings’ tablesです。

日 時:2013年6月7日(金)13:30-14:30
テーマ:Cochrane Systematic Review 11章
場 所:医学部3号館 3階S308


(さらにその次は6/13(木)13:30-  12章の予定です。)

ハンドブックはpdf版だと↓の
http://xa.yimg.com/kq/groups/18751725/96463393/name/0470699515.pdf
第11章(Presenting results and ‘Summary of findings’ tables)はp.335-357 です。各自ご準備をお願いいたします。

ご関心のある方はどなたでもいらしてください。
                 (文責:宮本有紀)

2013/05/09

次回 Cochrane Systematic Review 5月13日(月)10:30-

新緑の季節ですね。
前回(4/24)はChapter 10: Addressing reporting biases を高野さんにご担当いただきました。
いろんなバイアスがあるなーってことがよくわかったのと、
バイアスがあるかどうかを確認するのも大変なんだなぁと感じました。
まぁ、大変もそうですが、バイアスはたぶんある、って思っておく方がよさそうだなとも感じました。

高野さん、ご準備ありがとうございました!

次回はまた9章の続きに戻ります。

日 時:2013年5月13日(月)10:30-11:30
テーマ:Cochrane Systematic Review 9章(9.5 Heterogeneityから)
場 所:医学部3号館 3階S308


(さらにその次は6/7(金)13:30-  11章の予定です。)

5/13は前回9章で用いた資料をご持参ください。
ない方は宮本有紀(yyuki-tky@umin.ac.jp)までご連絡をいただければと思います。

ハンドブックはpdf版だと↓の
http://xa.yimg.com/kq/groups/18751725/96463393/name/0470699515.pdf
第9章(Analysing data and undertaking meta-analyses)はp.243-296
です。各自ご準備をお願いいたします。

ご関心のある方はどなたでもいらしてください。
                 (文責:宮本有紀)

2013/04/16

次回 Cochrane Systematic Review 4月24日(水)14:30-

前回(4/12)は9章 Analysing data and undertaking meta-analyses の
9.3 Study designs and identifying the unit of analysis から
9.4 Summarizing effects across studies までを行いました。

まず、前回の(9.1と9.2)の振り返りを簡単にしてもらってから9.3 Study designs and identifying the unit of analysis に入りました。
報告バイアスについてや、イベントが複数回発生する場合、治療回数がいろいろな場合、複数の身体の部分に同じあるいは違う治療を受ける場合、複数の介入群がある場合などについては注意が必要だということでした。

9.4 Summarizing effects across studies では、メタアナリシスの原則やweightが出てきました。random-effects meta-analysis(変量効果メタアナリシス)とfixed-effect meta-analysis(固定効果メタアナリシス)や、inverse-variance method(分散逆数重み付け法:IV法)といったものが印象に残りました。
二値データの場合にはどうするか?連続量では?変化量か最終時点での値か、データがゆがんでいる時は、順序データでは?回数カウントや発生率のデータは?Time-to-event型データでは?といろいろありました。これは実際に自分でRevManに入れてみるとより理解が進むのかなぁ、と思いました。
個人的にはvote counting(p.276)が気に入りましたが、これは最後の手段(last resort)なのだそうで。
というわけで、盛りだくさんな内容でした。

米倉さん、大変なご準備をどうもありがとうございました。一人では絶対に読み進める自信のない章でして、日本語にして言葉で説明してくださって本当に有り難く感謝しております。

次回は予定通り高野さんの10章にまずはいっていただき、その後で9章に戻る予定です。

日 時:2013年4月24日(水)14:30~15:30
テーマ:Cochrane Systematic Review (Chapter 10)
場 所:医学部3号館 3階S308N304(図書室)


です。さらにその次は
5月13日(月)10:30-11:30 9章(9.5 Heterogeneity から)
を予定しています。

資料はpdf版だと↓の
http://xa.yimg.com/kq/groups/18751725/96463393/name/0470699515.pdf
第10章(Addressing reporting biases)はp.297-333
第9章(Analysing data and undertaking meta-analyses)はp.243-296
です。各自ご準備をお願いいたします。

ご関心のある方はどなたでもいらしてください。資料の準備がありますので、可能であれば事前に宮本(yyuki-tky@umin.ac.jp)までご連絡いただけるとありがたいです。
                 (文責:宮本有紀)

2013/04/01

次回 Cochrane Systematic Review 4月12日(金)14:00-

前回(3/27)は、コクランレビューの8章と9章の途中まで行いました。

8章では特に、p.198のTable 8.5.c Criteria for judging risk of bias in the
‘Risk of bias’ assessment toolを見ながら、
実際にRoselineが準備してくれた
Cupples ME, McKnight A.
Randomised controlled trial of health promotion in general practice
for patients at high cardiovascular risk.
BMJ. 1994 Oct 15;309(6960):993-6.

をJudgeしてみるという演習を行いました。

9章では、二値データ、連続データ、順序データ、係数や割合、生存時間データについて、
risk ratio (RR), odds ratio (OR), risk difference (RD), numbers
needed to treat (NNT),
standardized mean difference (SMD),
などの使い方や注意点などを学びました。

ロザリン、よねちゃん、お忙しいところ、ご準備をどうもありがとうございました。

次回は
日 時:2013年4月12日(金)14:00~15:00
テーマ:Cochrane Systematic Review (Chapter 9)

(9.3 Study designs and identifying the unit of analysis から)
場 所:医学部3号館 3階S308

です。
さらにその次は
4月24日(水)14:30-15:30 Chapter 10 Addressing reporting biases
を予定しています。

資料はpdf版だと↓の
http://xa.yimg.com/kq/groups/18751725/96463393/name/0470699515.pdf
第9章(Analysing data and undertaking meta-analyses)はp.243-296
第10章(Addressing reporting biases)はp.297-333
です。各自ご準備をお願いいたします。

ご関心のある方はどなたでもいらしてください。
                 (文責:宮本有紀)