2007/04/02

次回も精神症状関連尺度2007/05/21(月)

3/30(金)は、自記式の精神症状評価尺度について、小市さんからの発表でした。紹介されたものはBehavior and Symptom Identification Scale (BASIS-32)、Symptom Checklist -90 -Revised (SCL-90-R)、Brief Symptom Inventory (BSI)です。このうち、BASIS-32については症状の程度ではなく、その症状によりどれくらい困っているかを聞いていることが特徴的だと思われました。
いずれも国際的に用いられている尺度であり、施行時間(本人の記入時間)はそれぞれ5~20分、12~15分、8~10分ほど1), 2)とのことですが、調査票の様式に関しては不明なところもあり、要確認ですね、と皆で話しました。
参考文献(の一部)
1. Sederer LI, Dickey B. Outcomes Assessment in Clinical Practice. Baltimore: Lippincott Williams & Wilkins; 1996.
2. Sederer LI, Dickey B.(伊藤弘人, 栗田広訳)精神科医療アセスメントツール. 東京: 医学書院; 2000.(文献1↑の訳書です)

次回はKesslerらが開発したK6およびK10を土屋さんが紹介してくれます。

次回エビ研は
日 時:2007年5月21日(月)18:30~
テーマ:症状評価尺度 K6, K10
場 所:医学部3号館 S308号室

を予定しています。
ご関心のある方はぜひいらしてください。

さらにその次にはGHQなどを計画しています。
精神症状に関連する尺度の次には社会機能を評価する尺度を扱いたいと思っています。