2012/07/06

次回も共分散構造分析 次回は2012年8月7日(火)18:30-

前回(7月6日金曜日)のエビ研では、土屋さんと米倉さんがそれぞれに資料を準備して下さり、SEMについて学びました。

まずは次回予告です。
次回もSEMです。次回は火曜日です。
日 時:2012年8月7日(火)18:30~20:00
テーマ:共分散構造分析 (6)
場 所:医学部3号館 3階S308


さて、7/6(金)のエビ研内容です。
まず、土屋政雄さんが、「SEMが役立つ場面例」について、心理社会的ストレス要因と仕事の成果との関連の研究を例に媒介モデル(mediation model)を簡単にできることなどお話しくださいました。階層的重回帰分析よりも、直接的に変数間の関係を見ることができる、ということですね。
ちゃんと仮説がないとこのモデル(というかSEM)はできません。

続けて、米倉佑貴さんに手取り足取り作業手順を教えていただきながら、再度Rを使ってSEMを実際にやってみる作業にはいりました。

Rを開き、
library(sem)
と入力することすら、もう忘れてしまっています(もう3回以上やってるのに)。。。。

ですが、米倉さんがスクリプトに手順を全部入れてくれて皆に配ってくれたおかげで、私も一緒にRを走らせることができます。よねちゃんはその他にもこの日に使うパワポや回覧資料などをすべてフォルダに入れて配ってくれました。神様のようです。至れり尽くせりです。ありがたい。。。

内容のメモ↓
RでSEMをしようと思ったら semでも、lavaanでも、OpenMXでも良い。(今回はsemを使用。)
モデルを記述するときは、手描きでまず描いてみてから入力する(specifyModel()関数に入れていく)方が楽です。
summary()関数で適合度、パス係数などを出力し、結果を見て、モデルに修正が必要なら修正する。見逃していた共分散などを追加したり。
SEMをするには、因子分析、重回帰分析、最尤法などを勉強しよう。
最尤法でのIterationとは、初期値から最適解(と思われるもの)に到達するまでの反復回数。初期値は特に指定しなければ、Rが設定する。本当に山が一つかはわからないな、というときは、初期値をいろいろ設定して最適解を出して一致するか見る。
まず頑張るべきは、調査の設計です。Garbage in, garbage out.

Rをそれぞれ動かしながら(米倉さんの作って下さったスクリプトで動かしながら。。)、semのMaxIndicesや、共分散について、最尤法の話など質問攻めにしていたらあっという間に時間がたち、やっぱり4月の回と同じ場所にたどり着いたところですでに時間はかなりオーバーでした。

今回は、SEMを用いて転居が高齢者の精神的健康(抑うつや人生満足度)に及ぼす影響を検討した
齋藤民ら.高齢者の転居の精神的健康への影響に関する研究. 日本公衛誌 2000; 47(10), 856-865
も読みながらSEMの結果の示し方なども学んだ会でした。

米倉さん、土屋さん、本当にどうもありがとうございました!

次回も引き続きSEMです。
いらっしゃる皆様、ご自分のPCにRをインストールし、さらにsemパッケージをインストールしてご持参いただければスムーズです。
ご関心のある方はどなたでも是非いらしてください。
                     (文責:宮本有紀)

2012/07/05

次回も共分散構造分析 次回は2012年7月6日(金)18:30-

次回エビ研もSEMの続きです!

日 時:2012年7月6日(金)18:30~20:00
テーマ:共分散構造分析 (5)
場 所:医学部3号館 3階S308


エビ研にご関心のある方は、どなたでもご参加ください。
できればRをインストールしたPCをご持参ください。(文責 宮本)