2013/04/16

次回 Cochrane Systematic Review 4月24日(水)14:30-

前回(4/12)は9章 Analysing data and undertaking meta-analyses の
9.3 Study designs and identifying the unit of analysis から
9.4 Summarizing effects across studies までを行いました。

まず、前回の(9.1と9.2)の振り返りを簡単にしてもらってから9.3 Study designs and identifying the unit of analysis に入りました。
報告バイアスについてや、イベントが複数回発生する場合、治療回数がいろいろな場合、複数の身体の部分に同じあるいは違う治療を受ける場合、複数の介入群がある場合などについては注意が必要だということでした。

9.4 Summarizing effects across studies では、メタアナリシスの原則やweightが出てきました。random-effects meta-analysis(変量効果メタアナリシス)とfixed-effect meta-analysis(固定効果メタアナリシス)や、inverse-variance method(分散逆数重み付け法:IV法)といったものが印象に残りました。
二値データの場合にはどうするか?連続量では?変化量か最終時点での値か、データがゆがんでいる時は、順序データでは?回数カウントや発生率のデータは?Time-to-event型データでは?といろいろありました。これは実際に自分でRevManに入れてみるとより理解が進むのかなぁ、と思いました。
個人的にはvote counting(p.276)が気に入りましたが、これは最後の手段(last resort)なのだそうで。
というわけで、盛りだくさんな内容でした。

米倉さん、大変なご準備をどうもありがとうございました。一人では絶対に読み進める自信のない章でして、日本語にして言葉で説明してくださって本当に有り難く感謝しております。

次回は予定通り高野さんの10章にまずはいっていただき、その後で9章に戻る予定です。

日 時:2013年4月24日(水)14:30~15:30
テーマ:Cochrane Systematic Review (Chapter 10)
場 所:医学部3号館 3階S308N304(図書室)


です。さらにその次は
5月13日(月)10:30-11:30 9章(9.5 Heterogeneity から)
を予定しています。

資料はpdf版だと↓の
http://xa.yimg.com/kq/groups/18751725/96463393/name/0470699515.pdf
第10章(Addressing reporting biases)はp.297-333
第9章(Analysing data and undertaking meta-analyses)はp.243-296
です。各自ご準備をお願いいたします。

ご関心のある方はどなたでもいらしてください。資料の準備がありますので、可能であれば事前に宮本(yyuki-tky@umin.ac.jp)までご連絡いただけるとありがたいです。
                 (文責:宮本有紀)

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